a record of love after a long time and the last love for me, and perhaps.
粗漉濁酒
月の満ち干に従って必ず訪なう痛みは
子を成さぬわたしを容赦なく打擲する

君がもたらすものとは似て非なるそれは
この身を否応もなく再生させる

胎内で繰り返される小さな季節の移ろいに
慣れることなど永遠にない

いつか君によってこれを止められたならと
出来もしないことを考える
Clam chowder
太陽を隠して交わし合おう
余れる部位と足らざる部位を補完させて
緊張と弛緩を繰り返し
切れ目のないひとつの生き物になろう


君に穿たれ拓かれる秘所は
痛みを悦びに変えながら溢れ蠢き
釉薬のように落ち降る液体が
熱を発する肉塊を窯変させていく

君に両の腕を拉がれながら背を浮かせ
眦に涙を置いていずれ訪れる波に呑まれる
その手の中で硬直するわたしは
幾度も死を迎え幾度も甦る
Pork ginger grill
待ち望んだものを受け入れるときの
切ないまでの恐れと悦びを
逢えない夜になんども反芻した
からだの奥を震わせながら

その指がわたしに触れ
秘密の液体を溢れさせる
太い腕はわたしの自由を奪い
呼吸さえも支配される

口の端に上らせる咆哮
それぞれの動きに連れて漏れる吐息
屹立したものと濡れそぼった淵はしっかりと番い
離れることなど想像もしない

繰り返される痛み
積み上げられる苦しみ
互いの向きを変えながら続く行為が
永遠であればいいと願う
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