a record of love after a long time and the last love for me, and perhaps.
缶ビール
背の分身を宿したか
在らぬ時に身を襲う
腹部の痛みと
出血
Buckwheat Noodle
深爪を薄桃色のマニキュアで染める
年経りた指先が僅かばかり華やぐ

空が青さを増し春が訪れる
強まる陽射しはわたしを全て曝け出すだろう
もう若くはないことを恥じはしないけれど
このからだを抱く君を少し不憫に思う


君への劣情を捌ききれずに舞う
手の終端の十枚の花びらで
ふたつながらの唇をそっとなぞり
割裂いて蜜に触れる

君の人生を浪費することに
罪の意識を覚えながら

無濾過生滓絡
君を籠絡したつもりで
捉えられたのはわたしかも知れない
君を恋いその名前にさえも淫す
気が付けば見続ける君の夢

愛おしむなと言ったのは
わたしの方だったのに
太陽が高くなるように少しずつ確実に
君を求め背骨を揺らす
Malts Beer
鏡に映るトルソが
君への思いを断罪する
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